中性脂肪とは?トリグリセライドとは?

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中性脂肪とは?3行で分かる基礎1-1

人間ドッグの健康診断結果の中性脂肪の欄に赤ペンで丸が付けられている写真

中性脂肪とは何かと問われても、まともに答えられる人は少ないのではないでしょうか。中性脂肪値が高い人は健康診断で頻繁に目にしているはずですが、それでも中性脂肪とは何かはっきり答えられない上に、「悪いモノ」というイメージだけを持ち合わせている人が大多数かと思います。

中性脂肪を 3行で説明すると…

中性脂肪=トリグリセライド(TG)

主に内臓脂肪や皮下脂肪を指す

多くても少なくてもダメ

それでは、中性脂肪とは何なのか?詳しく見ていきましょう。

中性脂肪とは

脂肪は、炭水化物・たんぱく質に並ぶ三大栄養素の一つだということは皆さんご存知の通り。健康ブームで悪く言われがちな脂肪ですが、脂肪無しには身体は成り立ちません。私たちが活動する際になくてはならないものの一つです。
脂肪には脂肪酸、リン脂質、コレステロール、そして中性脂肪の四種類がありますが、中でも脂肪の90%を占めるのが中性脂肪です。つまり、中性脂肪とは私たち人間の活動源である脂肪の大半を占めているものなのです。

 

TG・トリグリセライドとは

中性脂肪について見たり読んだりしていると、トリグリセライドやTGという名称をよくみかけますね。トリグリセライドとは動植物脂肪の主成分で、実質的には血液中に含まれる中性脂肪の殆どがトリグリセライドであるため、中性脂肪とトリグリセライドはほぼ同じ意味で使われるようになっています。

 

トリグリセライド(日本語ではトリグリセリドと表記されることもあります)は血液検査などの検査表ではTGの記号で表されますので、中性脂肪値を気にする人は、TGの数値に注意が必要です。

 

中性脂肪の重要性とは

医療技術が向上して平均寿命が延びるに従って、生活習慣病が注目されるようになりました。生活習慣病というのは、高血圧や糖尿病、肥満といった、日常生活の習慣で症状が左右される疾患のこと。三大疾患といわれるガン、心臓病、脳疾患の原因ともなることから、健康診断などで細かくチェックされるようになっています。

 

こうした生活習慣病への取り組みの中で大きく取り上げられてきたのが、コレステロールの存在でした。
肥満の敵=コレステロールという見方が広がり、コレステロールさえ排除すれば肥満が解消されると考えられていたこともありましたが、近年、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)が注目されるようになり、その診断基準である中性脂肪(TG値)が重要視されるようになったのです。

 

中性脂肪を具体的にイメージしてみよう

中性脂肪って悪いモノなの?

健康診断で中性脂肪の値が大きいとチェックを受けたりするため、中性脂肪というと悪いモノというイメージを持つ人が多いのですが、中性脂肪は決して単純な悪者ではありません。適度なTG値がなければ、慢性疲労や肌のトラブルなどを引き起こします。健康な生活を送るには適度なTG値が必要なのです。

 

ただし、中性脂肪は過剰に蓄積するとメタボリック・シンドロームを引き起こしたり、三大疾患にかかりやすくなったりするなど、健康を害する元となってしまいます。また、過剰な中性脂肪は体型にも悪影響を及ぼします。だからこそ、常にTG値をチェックしておく必要があるんですね。

 

中性脂肪はどこにつくの?

適度に保っていれば悪いものではないとはいえ、蓄積すると体質や体型に悪影響を及ぼす中性脂肪。そうなると、身体のどこにつくのかが気になってきますね。体型崩しの大敵中性脂肪は身体のどこにつくのでしょう?

 

一言で言うと、人それぞれ。中性脂肪はどこにでもついてしまうのです。メタボリック・シンドロームは内臓脂肪症候群とも呼ばれるように、内臓脂肪として蓄積しますが、これは主に肥満体質の男性に特徴的な中性脂肪のつきかたです。

 

一方、女性は皮下脂肪が厚いと言われますが、実際に、下半身に皮下脂肪として蓄積されるケースが多数です。特に、妊娠、出産を経ると、お腹や腰周りに皮下脂肪がたまってきます。いずれの場合も、目に付くほどになる前に数値を落としていきたいものですね。

次項1-2
数値の見方

人間ドッグの健康診断結果の中性脂肪値に赤ペンで丸が付けられている写真