中性脂肪(tg)の基準値と数値の見方

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中性脂肪値(TG)の基準値と数値の見方 3行で分かる基礎1-2

人間ドッグの健康診断結果の中性脂肪の欄に赤ペンで印が付けられている写真

中性脂肪値(TG)の数値が基準値超えの健康診断結果だった場合、まずすべきは中性脂肪の基準値と数値の意味を知ることです。見方が分かってくると、危険度を把握できるようになりますので、しっかり理解しておきましょう。

見方を 3行で説明すると…

30mg/dl以下は低すぎ

150mg/dl以上は高すぎ

250mg/dlを超えると危険

それでは、中性脂肪値(TG)の基準値と数値の見方を詳しく見ていきましょう。

中性脂肪値(TG)の見方

中性脂肪(TG)の基準値

中性脂肪(TG)の基準値は、日本動脈硬化学会では30〜149mg/dlと定められています。一方、日本人間ドック学会では基準値を男性:39・98mg/dl、女性:32・34mg/dlと定めています。その他、50〜149mg/dlを基準値として推奨している協会もあります。

 

つまり、学会によって推奨される基準値に相違があるということです。これは、各学会によって数値の読み方が違うためで、医療現場でも症例に応じて判断するようになっています。
また、中性脂肪の値は食後5時間前後に最高値に達する傾向にあります。従って、血液検査は前夜の食事を抜いた状態で早朝に行われますが、数値にはブレがでることもありますので、一度の検査で安心せず、数回にわたって検査することも検討しましょう。

 

中性脂肪(TG)の数値が持つ意味

高い・低い とは

学会によって若干の数値の違いはあるものの、中性脂肪(TG)の数値が30mg/dlを切ると低すぎ、150mg/dlを超えると高すぎを危惧する必要があると考えてください。
日本人間ドック学会では、中性脂肪の数値が150mg/dlを超えると過剰とされ、150〜249mg/dlで要注意経過観察、250mg/dlを超えると要精密検査の上加療が推奨されています。

 

つまり、150mg/dlを超えると要注意、さらに、250mg/dlを超えると危険領域に入ってくるということです。検査結果は単に数値としてみるだけではなく、前回、前々回の検査結果との推移を確認し、数値が急に大きくなっていないか、他の数値とアンバランスになっていないかなど、総合的に見て判断するようにしてください。
数値そのものは基準値の枠内に収まっていても、急に数値が上昇しているときは何らかの要因が考えられますので、病院で相談すると良いでしょう。

 

数値と病気の関係

中性脂肪の値が高い場合、まず脂質異常症が疑われます。脂質異常症はかつて高脂血症とよばれた症状で、中高年で中性脂肪値が高い肥満男性によくみられる症状です。加えて、コレステロール値も異常に高い場合、動脈硬化症や糖尿病といった生活習慣病が疑われますので、早めの対応が必要になってきます。

 

中性脂肪が1000mg/dlを超えてくると、急性膵炎を引き起こすケースが見られますので、異常値がある場合は、放置しないですぐに対処しましょう。いずれのケースも肥満を伴っていることが殆どですので心当たりのある人はこまめに血液検査を受け、医師の指導を受けるのが望ましいですね。

 

逆に、中性脂肪の値が30mg/dlをきる低数値の場合は、肝臓病、甲状腺機能亢進症、拒食症などが疑われますので、この場合も放置しないで医師に相談するようにしてください。

次項1-3
高い原因

中性脂肪が高い原因を説明するための人体模型